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営業担当が初回打合せの準備を半日から1〜2時間へ|marutto事例

2026年7月10日 by
営業担当が初回打合せの準備を半日から1〜2時間へ|marutto事例
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案件マッチングサービス経由の初回打合せ準備で、打合せ資料づくりに毎回半日ほどかかっていました。社内 AI エージェントを実務に組み込んだところ、同じ工程が 1〜2 時間で終わり、しかも「よく調べてくれた」とお客様に言っていただけるようになりました。弊社の営業担当が実務に組み込んだ経緯と、そこで起きた変化を紹介します。

業種 IT コンサルティング/DX 支援(自社事例)
企業規模 中小企業
プロジェクト主導 営業担当
対象者 案件マッチングサービスを利用する中小企業の営業/提案担当
対象業務 初回打合せ用の打合せ資料作成
導入サービス まるっと AI エージェント
取り組み時期 2026 年 6 月
主な成果 準備時間 半日(約 4 時間)→ 1〜2 時間/お客様からの調査品質へのポジティブな反応

目次

1. 背景と課題:初回打合せの準備に半日かかっていた理由

  1. 2. 取り組み:社内 AI エージェントを実務に組み込む

  2. 3. 効果:Before / After と現場で起きた変化

  3. 4. 営業担当の視点から見た変化と学び

  4. 5. よくある質問(FAQ)

  5. 6. お問い合わせ

1. 背景と課題:初回打合せの準備に半日かかっていた理由

案件マッチングサービス経由での新規商談。これが弊社営業の業務のひとつです。

打合せ本番の前には、当日使う打合せ資料を用意します。仮の業務フローを描いてお客様の業務課題や必要な機能を推察し、「こういう流れで進んでいますよね」「ここに引っかかりがありそうです」と論点を並べておく。いわば会話の地図をつくる工程です。


この打合せ資料づくりに、案件によっては構想を含めて半日(約 4 時間)かかっていました。案件マッチングサービスから届く情報は、案件概要のみです。

ここから「お客様の中で誰が、どの作業を、どの順で、手作業でやっているか」を想像し、業務フロー図に落とし込みます。技術的な実現手段の裏取りも同時に必要でした。

  • 一次情報の量が限られる

  • 案件概要の文面から、社内の運用実態まで想像を広げないといけない


  • 視点が一人分に閉じる

  • 一人で組み立てるので、抜け漏れや偏りが起きやすい


  • 技術面の確認に時間がかかる

  • 商材の詳細は個別に調べ直す必要がある

初回打合せは、その 1 時間でお客様との今後の関係性が方向づけられる場です。準備を薄くはできない。しかし毎回半日を費やすと、他の案件対応や既存のお客様サポートに手が回りにくくなります。ここが実務上の悩みでした。

2. 取り組み:社内 AI エージェントを実務に組み込む

marutto では複数の AI エージェントを社内で運用しています。

営業担当が初回打合せ資料づくりで組み込んでいるのは、以下 4 者による体制です。

● PR エージェントPR 視点で資料内容を作成・整える

  • ● PM エージェント:プロジェクト全体を統括し、論点の抜け漏れを見る

  • ● 商材毎専用エージェント:扱う商材ごとの専門知識で裏取りを行う

  • ● 営業担当本人:最終判断者として関わり、仕上げまで責任を持つ

1 体のエージェントで完結させるのではなく、役割の異なる複数のエージェントと担当者本人が組んでたたき台をつくっていく構成です。



PR エージェント/ PM エージェント/商材毎専用エージェント/営業担当本人の 4 者が連携し、初回打合せ資料の元となるたたき台を作成する体制イメージ図
資料の元となるたたき台を作成する体制イメージ図【出典:自社制作】

使い方の流れ

1. 一次情報を流す

  1. 案件マッチングサービスから受け取った案件概要をエージェントに渡す


  2. 2. テキストベースで詳細資料が自動生成される

  3. 事前に決められた打合せ資料の構成に沿って、詳細資料がテキストで自動生成される。仮の業務フローや業務課題、必要な機能もこの段階で仮説として組み込まれる


  4. 3. ディスカッションで質を上げる

  5. 生成された詳細資料について、PR / PM /商材毎専用の 3 エージェントと営業担当本人の 4 者でディスカッションし、論点や仮説の質を高めていく


  6. 4. スライド生成アプリで完成

  7. 弊社で開発した社内スライド生成アプリに詳細資料の情報を入れて、当日使う打合せ資料を完成させる

現場で大事にしているのは、仮説を先に立てておく姿勢です。案件概要に書かれていない業務フロー・業務課題・必要な機能は、そのまま空欄にせず、仮の姿を描いて打合せ資料に組み込みます。この仮説を打合せの場でお客様に見せて「この理解で合っていますか」と検証・擦り合わせしていく流れです。仮説が先に載っていることで、お客様のほうから「ここは違って、こうです」と情報を出していただきやすくなる、という手応えがあります。

3. 効果:Before / After と現場で起きた変化

▼ Before / After

項目 Before After
準備にかかる時間 半日(約 4 時間) 1〜2 時間
作業の中身 ゼロから構想して手作りする たたき台を確認・修正する
視点 一人分 複数のエージェントを重ねた多角視点
抜け漏れ 一人で気づける範囲に限られる 早い段階で別視点の指摘が入る
打合せでの手応え 手応えは案件ごとにばらつき 「よく調べてくれた」と反応をいただく機会が増えた


お客様の反応

実際の初回打合せで、弊社の営業担当がお客様から受け取った声を紹介します。

― なんでここまで業務フローが分かったの?


― 相当調べてくれてすごいね

もちろん、この打合せ資料は"確定版"ということではありません。

仮説として組み立てた業務フローをお客様にお見せし、「この理解で合っていますか」と確認しながら進める。お客様のほうから「ここは違って、こうです」と情報を出していただけると、対話が一気に深くなる。

準備の精度が上がったことで、打合せの入り口が滑らかになった、という反応が現場にあります。

4. 営業担当の視点から見た変化と学び

● 一人では気づけなかった選択肢が早く見える

案件マッチングサービス経由の案件は、正直に言えば情報量が少ないところからのスタートです。以前は、その少ない情報を頭のなかで何度もひねって業務フローを描いていました。


エージェントを併走させると、同じ情報を渡しているのに、複数の視点でフローが提示されます。「この作業とこの作業、順番が逆かもしれない」「この工程は、担当が分かれている可能性がある」といった別解が並ぶ。一人で考えていたときには気づけなかった選択肢が、早い段階で見えるようになった、という手応えがあります。


● 「確認すべきこと」を明示的に残せる

たたき台はあくまでたたき台です。エージェントが出してくれるのは、案件概要から読み取れる範囲での仮説。正式社名や予算内訳、承認フローなどは、打合せの場でお客様から直接伺うのが筋です。


「確認すべきこと」を明示的にリスト化してくれることが、資料の質を底上げしています。仮説を並べただけの資料と、確認事項を明示した資料では、お客様の受け止めが違います。


● 最後は担当者の目と言葉で仕上げる

最後は、担当者自身の目と言葉で仕上げる作業が残ります。たたき台の順序を入れ替えたり、お客様の言葉遣いに寄せたり、業界特有の表現を直したり。


この最後のひと手間が、お客様に「自分たちのことを分かってくれている」と感じていただける差になる。エージェントに任せきりにせず、担当者が最終判断する運用を維持しているのが、実務のリアルです。


● 空けた時間をお客様理解に振り替える

実務では、4 者でのディスカッションが、抜け漏れの早期発見に効いた、と語られています。営業担当一人に「複数の相棒がついている」ような状態です。


そのぶん、打合せ本番でお客様の話を丁寧に伺う余裕が生まれます。たとえば打合せの前にお客様の会社の直近のニュースリリースを読み込む、業界特有の商習慣を復習しておく、実現手段の代替案を頭のなかで並べておく。こうした当日のパフォーマンスに直結する時間の使い方ができるようになりました。時間を使うポイントが「たたき台の作成作業」から「お客様固有の事情の理解」に寄った、というのが実務での実感です。準備を圧縮した時間を、お客様理解に振り替えられた、という状態変化が現場に定着しています。

5. よくある質問


大きな理由は 2 つです。1 つは、ゼロから構想する作業が、たたき台を確認・修正する作業に置き換わったこと。もう 1 つは、技術面の裏取りを、商材毎専用エージェントに並行して相談できるようになったこと。作業工程そのものが減ったわけではなく、時間の使いどころが変わりました。

打合せの場で「なんでここまで業務フローが分かったの?」「相当調べてくれてすごいね」といった声を受け取る機会が増えました。もちろんすべての案件で同じ反応があるわけではありません。ただ、事前の業務フロー仮説を提示できると、お客様から「ここは違って、こうです」と情報を出していただきやすくなる、という感触があります。

出ます。エージェントに渡す一次情報の粒度と、たたき台を確認・修正するときの視点で差が出ます。だからこそ、最後に担当者が自分の目で仕上げるプロセスは残しています。エージェントに任せきりにせず、担当者が最終判断する運用を維持しているのはそのためです。

仮説を先に立てて、打合せの場でお客様と検証・擦り合わせします。業務フロー・業務課題・必要な機能は、案件概要に明記されていなくても、打合せ資料の中で仮の姿を描いて組み込みます。打合せ本番で「この理解で合っていますか」とお客様に確認しながら進めることで、対話が具体化しやすくなる、という手応えがあります。一方で、正式社名や予算内訳、承認フローといった一次情報として確定させたい項目は、無理に埋めず「打合せで確認すること」として明示的にリストへ置いています。

応用の余地はあると考えられます。少ない一次情報から仮説を組み立てる業務、複数の視点を早く集めたい業務であれば、複数のエージェントと担当者本人でディスカッションする 4 者体制の運用は転用しやすい設計です。ただし、業務ごとに適切な情報の切り出し方や、確認ポイントの型は異なるので、業務側でひと工夫が必要です。

6. お問い合わせ

初回打合せの準備に時間がかかっている、複数の視点を短時間で集めたい、というお悩みがあれば、まるっと AI エージェントのサービスページをご覧ください。

marutto が社内で運用している AI エージェントの考え方を、貴社の業務に合わせて設計するサービスです。


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最終更新日: 2026/07/10


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